一度失われると回復は難しい?腎臓病の種類

腎臓病といってもとても多くの病気の種類があります。それぞれの病気で、症状や原因、経過が異なり、治療方法も処方される薬も異なります。ここでは代表的な腎臓病について紹介します。腎臓の機能は一度失われると回復が難しいと言われていますが、早期に適切な治療を行うことで機能低下を防いだり進行を遅らせたりすることも可能になってきています。気になる症状があれば早期に受診することをおすすめします。

腎臓の病気

腎臓病はその名の通り、腎臓の働きが悪くなる病気です。 そうはいっても、腎臓病には様々な病状があり、それぞれで原因や症状が違います。

腎臓は、血液をきれいにしたり、体内環境のバランスを保ったり、ホルモンの分泌や調整を行ったりするなど、とても重要な働きをしています。
⇒腎臓の働きについて詳細は「沈黙の臓器『腎臓』の仕組みと働きとは?」をご覧ください。

体の環境を一定に保つ役割を持っている腎臓の働きが悪くなると、むくみや尿量の異常、夜間尿、頻尿、だるさや貧血など様々な影響がでます。
腎臓病が怖いのは、自覚症状が少ない、腎臓の働きが低下すると回復が難しいという点です。
腎臓は、その働きが低下しても体に不調や異変が見られることはほとんどありません。機能が20%ほどになってやっと異変や不調が見られるようになると言われています。

さらに、腎臓は一度機能が失われるとほとんどの場合回復することがないと言われています。
腎臓の働きが低下した状態である「腎不全」になると、進行するにつれ、徐々に腎臓の機能は失われていきます。
腎不全が進行すると、尿毒症という中毒症状を引き起こし、命も危険になります。自力で老廃物の除去ができなくなるまで進行してしまえば、たまった老廃物などを人工的に取り除く透析療法あるいは腎臓移植が必要となってしまうのです。

近年では治療技術の進歩によって、早期発見により機能の低下を防いだり、進行を遅らせたりすることはできるようになってきました。
しかし、何より大事なのが腎臓病にならないようにすること。
日頃の生活習慣を振り返る、健康診断を必ず定期的に受診することが大切です。

原発性と続発性

腎臓病は、原発性(一次性)と続発性(二次性)に分かれます。

「原発性」の腎臓病は、腎臓自体に何らかの問題が起きることが原因で発症するものです。
糸球体や間質など、腎臓のどこかに炎症が起きる「腎炎(じんえん)」が代表的です。
腎炎の95%以上を占めるのが、糸球体に生じた炎症で起こる原発性糸球体疾患ですが、症状によって、いくつかの病気に分類されます。
腎臓の一部を採取して検査を行い、より細かい病気の確定を行います。

「続発性」の腎臓病は、腎臓以外の病気が原因となって発症するものです。
糖尿病が原因でおこるものを「糖尿病性腎症」、痛風が原因でおこるものを「痛風腎」、高血圧が原因でおこるものを「腎硬化症」と言います。
糖尿病で、高血糖状態が続くと糸球体の血管の壁が傷付き、腎臓の機能が徐々に低下してしまいます。高血圧では、動脈硬化が起こりやすく、それが腎硬化症につながりやすくなってしまうのです。

急性と慢性

腎臓病は、症状が進行するはやさから、急性の腎臓病と慢性の腎臓病に分かれます。

急性の腎臓病は、数時間から数日の間に急激に腎機能が低下します。
急激に腎機能が低下し、老廃物を排泄できなくなる、体内の水分量などを調節できなくなるなどが起こります。
これにより、尿の量の減少、むくみ、食欲が落ちる、全身がだるいなどの症状が出ます。
急性の腎臓病は、適切な治療により腎機能が回復する可能性もありますが、慢性腎臓病などに移行してしまう場合もありますので注意が必要です。

対して「慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)」は、一つの病気を示すものではなく腎臓の障害や腎機能の低下が3ヶ月以上続いている状態のことを指します。
医学的な定義は、「蛋白尿」等または「腎機能低下」が3ヶ月以上続く状態と定義されています。平成17年時点で慢性腎臓病の患者数は約1300万人(約8人に1人)と言われているほど、とても身近な病気です。 慢性腎臓病は、高血圧や糖尿病などの生活習慣との関係も大きいと言われています。
初期の段階では自覚症状がほとんどなく、進行するとむくみや尿量の増加、貧血、だるさ、息切れなどの症状があらわれます。このような自覚症状が出てしまうと、慢性腎臓病がかなり進行している可能性があります。
さらに怖いことに、慢性腎臓病は、心筋梗塞や脳卒中を招く可能性があることがわかってきています。腎機能低下の予防や、命に関わる病気の予防のためにも、早期に適切な治療を行うことが大切なのです。

まとめ

腎臓病といっても、その原因や症状、経過は様々。回復できるものもあれば、完治は難しいというものもあります。病気がゆっくりと静かに進行し、自覚症状がほとんど出ずに、気が付いたころに末期まで進行していたということも中にはあります。
病気を早期に発見するためには定期検診などが大切。検査で異常が出ても、体調は悪くないから問題ないと自己判断をするのではなく、きちんと受診をしましょう。
腎臓病は、適切な治療によって進行を防いだり、遅らせたりすることがとても大切なのです。

監修

  • 監修:鈴木久美子(管理栄養士)
  • 株式会社メディカルフーズ(宅配療養食専門「食と健康社」)
  • 給食提供会社での勤務、病院での栄養指導、人工透析クリニックでの人工透析食の献立作りなどの経験を経て、平成18年にメディカルフーズを設立。腎臓病食や糖尿病食を中心とした手作りの療養食の献立監修を行う。

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