【2024年最新】塩分制限対応・減塩の宅配食サービスおすすめ10選

減塩食の宅配食事サービスを選ぶときのポイント

減塩食の宅配食事サービスは、ニーズ増加に伴い取り扱う業者も増えています。選択肢が増えるのはうれしいものですが、どれを選べばいいか分からず、迷ってしまうことも多いでしょう。

そこで、減塩食の宅配食事サービスを選ぶときのポイントをご紹介します。

塩分量が適切か（塩分控えめなのか、塩分制限なのか）

一口に減塩食といっても、どの程度の塩分制限が必要なのかは、人によって異なります。

例えば、高血圧と診断されたために厳密な塩分制限が必要な人と、高血圧ではないものの健康意識の高さから塩分を控えたい人とでは、選ぶべきサービスが違ってくるはずです。

自分に適した塩分量の宅配食を選ぶには、1食あたりの目安量を計算するところから始めましょう。１食あたりの目安量は、1日あたりの食塩摂取量を3食で割ると計算できます。１日あたりの食塩相当量は下表のとおりです。

＜1日あたりの食塩相当量の摂取基準＞

参考資料：日本人の食事摂取基準2020年版｜厚生労働省

例えば、高血圧と診断されていない一般男性の場合、一食あたりの塩分の目安量は以下のようになります。

7.5g÷3食＝2.5g/食

上記の例の場合、1食あたり2.5g以下の宅配食を選ぶといいでしょう。

ただし、摂取基準はあくまでも1日あたりの目安です。ほかの食事で調整できるのであれば、多少前後しても構いません。例えば朝食で2.5g、昼食で3.5g摂取したとしても、夕食での摂取量を1.5g以下に押さえられれば問題ないでしょう。

なお、WHO(世界保健機関)の摂取基準は5g未満/日と、日本人の摂取基準よりも厳しく設定されています。

＜1食あたりの食塩相当量の目安＞

宅配食事サービスとして総合的に満足できるか

減塩食の宅配食を選ぶ際は、塩分量が最も重要です。しかし、宅配食事サービスを選ぶポイントはそれだけではありません。

まず、利用したいサービスがお住まいの地域まで配達してくれるか確認しましょう。そして、減塩食を選ぶうえで最も大切なのが、美味しいかどうかです。減塩食は長期的に取り組む必要があるため、美味しいと感じられないと継続できません。

減塩食は「美味しくない」「味がしない」などのイメージが先行するぶん、口に合う減塩食を見つけることはとても大切です。「減塩食でも美味しい」と思える宅配食を見つけることで、無理なく減塩食生活を続けられるでしょう。

宅配弁当・宅配食事サービスはどう選ぶ？選び方のポイント

塩分制限対応・減塩の宅配食サービス10選

減塩食を取り扱う宅配食は数多くあるため「どれが本当に美味しいの？」「選びきれない」といった悩みを抱えがちです。

そこで、本当におすすめできる減塩食を取り扱う宅配食サービスを10選ピックアップしました。

まごころケア食

まごころケア食の「塩分制限食」は塩分量2.0g以下、エネルギー300kcal以下に設定されています。香辛料や出汁を活用し、薄味でも美味しく感じられるよう工夫されたメニューが特徴です。

メニューは50種類以上あり、毎回違ったセットが届くようになっています。毎回メニューを選ぶのは面倒な方も、まごころケア食は毎回管理栄養士が最適な組み合わせを送ってくれるため、飽きがこないでしょう。

14食・21食セットを定期注文すれば冷凍庫の無料レンタルサービスが利用できるため、冷凍庫にスペースがない方にもおすすめです。また、ほかのサービスよりも価格が安く、無理なく続けられるのもメリットです。

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ニチレイフーズダイレクト

ニチレイフーズダイレクトの塩分制限食は、塩分量2.0g以下です。1.3～1.8gの商品が多い傾向にあるため、より厳しい塩分制限が必要な方でも、安心して利用できるでしょう。

セット販売のみのサービスが多い中、ニチレイフーズダイレクトは単品購入ができるのもポイントです。「セットで購入して口に合わなかったときが心配」という方は、1食だけ購入して試してみるのもよいでしょう。

また、基本的に主菜1品+副菜5品がセットになっているため、さまざまなおかずを楽しめるのも特徴です。自然に品目を多く摂れるようになっており、バランスのよい食生活が送れるでしょう。

ニチレイフーズダイレクトの試食日記

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デイリーコープ

デイリーコープの塩分制限食は、1食あたり2.0g以下に設定されています。同時にエネルギー量も配慮されているため、健康を気遣う方にピッタリです。

デイリーコープの利用は、月曜日から金曜日までの間、週3日以上利用することが条件です。毎日利用しても飽きないよう、日替わりメニューが用意されています。食感や風味を活かした料理にすることで、家庭で食べるような温かみのある味わいが楽しめます。

また、冷蔵タイプのお弁当がその日に届くため、作り立ての美味しさが味わえるだけでなく、保管スペースも不要です。不在の場合でも保冷容器に入れて置き配してくれるので、在宅時間を気にせず済みます。

デイリーコープの試食日記

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まごころ弁当

まごころ弁当の「糖質カロリー調整食」に含まれる塩分量は2g台です。和洋中の献立がバランスよく考えられているため、毎日食べても飽きにくくなっています。どの献立でも240kcal前後に設定されており、ダイエット中のエネルギー量の計算も簡単です。

会員登録などは不要で、電話1本で注文が可能です。前日までに電話で注文すれば、最短で翌日から配達してくれます。配送頻度に縛りがなく、自由に利用できるのもポイントです。

また、おかゆやきざみ食など、特別な希望にも応じてくれます。減塩の介護食にも無料で対応してくれるのは、大きなメリットでしょう。

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ベネッセのおうちごはん【冷凍】

ベネッセのおうちごはんは、1食あたりの塩分が1.7gと控えめなため、厳しい塩分制限が必要な方にもおすすめできる商品です。健康的な食生活が送れるよう、たんぱく質は17g以上、食物繊維は8.5g以上など配慮がされています。

メニューは毎日食べても飽きないよう、日替わりメニューが用意されています。さまざまな食材や調味料を組み合わせた献立が考えられているため、新しい料理との出会いもあるでしょう。なお、ホームページから1ヵ月分の献立が確認でき、アレルギー食材のチェックがしやすくなっています。

ベネッセのおうちごはん【冷凍】の試食日記

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nosh（ナッシュ）

nosh（ナッシュ）の塩分量は1食あたり2.5g以下になるよう、配慮されています。さらに糖質30g以下に設定されており、塩分だけでなく糖質を気遣う方にうれしいメニューになっているのが特徴です。

nosh（ナッシュ）の美味しさの秘密は、和食・洋食・中華のジャンルごとに専属シェフがいることです。シェフと管理栄養士が共同で開発し、塩分や糖質を制限してもそのままの美味しさを実現しています。冷凍タイプの宅配食なので、食べたいときに電子レンジで加熱するだけの手軽さも魅力です。

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Dr.つるかめキッチン

Dr.つるかめキッチンの「塩分制限気づかい御膳」は、塩分量が2.0g以下です。出汁と香辛料を使い、薄味でも普通食のような美味しさが感じられるような工夫がされています。

管理栄養士と専門医がダブルで監修しているため、制限食が必要な方も安心して利用できるでしょう。エネルギー量も300kcal以下で、健康的な食生活をサポートしてくれます。

食べる人が安心できるよう、お弁当はすべて国内製造です。徹底した衛生管理のもと製造されているため、夏場など食中毒が発生しやすい時期も安心して食べられるでしょう。

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ウェルネスダイニング

ウェルネスダイニングの塩分制限食は、1食あたりの塩分量が2.0g以下です。薄味でも美味しく感じられるよう、出汁やレモンなどを活かした調理法になっています。さらに焼き目を付けて香ばしさを感じられるよう、ひと工夫するなど細やかな調理の工夫が詰まっているのが特徴です。

注文は7食以上から可能となっています。「食べられない食材の日は困る」という場合は、主菜から苦手な食材を取り除いてもらうことも可能です。長く続けるからこそ、このようなきめ細やかなサービスはうれしいポイントです。

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食宅便

食宅便の「塩分ケア」は1食の塩分量が2.0g以下です。高血圧で食事療法が必要な方にも利用していただける塩分量です。日清医療食品という病院や施設の給食を作る会社が手掛けるサービスなので、制限食の技術力に定評があります。

「塩分ケア」は7食セットが基本で、6種類のコースから選択できます。あらかじめ写真付きのメニューが掲載されているため、好みの献立に合わせてコースを選ぶことが可能です。鯖の味噌煮や生姜焼きなど、塩分量が多くなりそうなメニューもすべて塩分量2.0g以下と、食の楽しみが広がります。

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メディカルフードサービス

メディカルフードサービスの塩分量は、冷凍が1.7g以下、冷蔵が2.0g以下に設定されています。塩分やエネルギー量だけでなく、食物繊維やコレステロールにまで気を配った、健康的なメニューとなっています。

医療・介護食専門メーカーが手掛けるとあって、栄養価はもちろん、美味しさにもとことんこだわっているのが特徴です。冷凍は塩分量1.7g以下でありながら、薄味に感じさせない工夫がされています。

ワンランク上の美味しさを求めるなら、プレミアムシリーズの冷蔵タイプもおすすめです。「美味しくなければ、治療食ではない」をモットーに、手作りで調理されているから、出来立ての美味しさが味わえるでしょう。

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塩分制限が必要な方が減塩宅配食を利用するメリット

ここで減塩宅配食を利用するメリットを整理してみましょう。

まず、塩分管理の手間がなくなるのは大きなメリットです。塩分は調味料だけでなく、食材そのものにも含まれているため、それぞれ何グラム含まれているのか、計算しなければなりません。

塩分管理の手間がなくなるのと同時に、献立作成の手間も省けます。塩分控えめの献立を毎日考えるのは労力がかかるため、その時間から解放されるのはうれしいポイントです。

さらに、減塩宅配食はプロが監修していることもあり、塩分制限食とは思えないほど美味しい食事が楽しめます。本当に美味しいと思える食事は体だけでなく心にも優しく、食べる楽しみが生まれるでしょう。

減塩の宅配食を探すならシニアのあんしん相談室で

宅配食事サービスは数多くありますが、どのサービスも減塩食を取り扱っているわけではありません。ひとつずつ減塩食を取り扱っているのか確認するのは骨が折れる作業ですが、「シニアのあんしん相談室」を利用すれば簡単に解決できます。

お住まいの配達エリア内で減塩食を取り扱うサービスが一覧で表示されるため、ひとつずつホームページを調べる必要もありません。

減塩食の指定だけでなく、お弁当のタイプ（常温・冷蔵・冷凍）や価格でも絞り込めるため、希望に合う宅配食事サービスが見つけられるでしょう。資料請求や申し込みも一括ででき、口コミも確認できるなど、サービスが充実しています。

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監修

相田すみ子

寮生の栄養管理、老人保健施設、内科・整形外科などで経験を積んだ後、フリーの管理栄養士兼ライターとして活動。

今日より少し健康になれるレシピを開発したり、体と栄養の関係について多くの人に伝えたりするために、コラム執筆、本の執筆協力などを行っている。

note：https://note.com/sumiko_16