認知症予防!『鶏肉とししとうのカレースープ』
今回紹介するのは「鶏肉とししとうのカレースープ」。認知症予防だけでなく、メタボや動脈硬化、低栄養の予防にも効果的です。10分で作れる簡単レシピなので、ぜひ試してみてくださいね。
『鶏肉とししとうのカレースープ』の栄養成分と効果
認知症予防のカレースープをご紹介いたします。 コラムで書かせていただきました「糖質過多と認知症のリスク」。高齢者の約4人に1人が認知症の人・又はその予備群と言われています。日々の食事から気をつけて健康寿命をのばしたいですね。
健康効果
- [汁物]鶏肉とししとうのカレースープ
- ・認知症予防
- ・メタボ予防
- ・動脈硬化予防
- ・低栄養予防
- ・アンチエイジング
- ・がん予防
栄養成分(一人分)
- ・エネルギー:366kcal
- ・たんぱく質:23.9g
- ・脂質:28.3g
- ・糖質:4.3g
- ・食物繊維:1.3g
- ・塩分:1.2g
カレー粉の主成分となるターメリック(ウコン)に含まれるクルクミンは抗酸化作用が高いだけでなく、アルツハイマー型認知症の原因物質とされる「アミロイドβ」が脳内に蓄積するのを防ぐ効果もあると言われています。
鶏むね肉のタンパク質にはカルノシンという成分が多く、カルノシンは活性酸素を抑えたり、血管の老化を促進する AGEという物質の発生を抑えたりする働きがあります。
ココナッツミルクには、「注目のMCTオイル・MCTパウダーとは?」でもかかせていただいた中鎖脂肪酸を含むミルク。
肝臓でケトン体にかわり、糖の代わりに、脳のエネルギー源となって働く機能があります。スーパーの中華食材売り場においてある場合が多い、オススメ食品です。
『鶏肉とししとうのカレースープ』のレシピ
材料【二人分】
- ・鶏むね肉:200g
- ・玉ネギ:1/4個(50g)
- ・ししとう:6本
- ・A
- ・水:200ml
- ・ココナッツミルク:200ml
- ・カレー粉:小さじ1
- ・顆粒コンソメ:小さじ1
- ・塩こしょう:各少々
- ・バター:15g
作り方(調理時間約10分)
- 【1】鶏もも肉は食べやすい大きさにに切り、塩こしょうをし酒(分量外)を小さじ1かけておく。玉ネギは薄切り、ししとうはヘタをとる。
- 【2】鍋でバターを中火で熱し、鶏もも肉を炒める。色が変わったら玉ネギ、ししとうを加えて炒め合わせる。
- 【3】しんなりしたらAの材料を加え煮る。塩、こしょうで味を調えて器に注ぎ出来上がり。
監修
管理栄養士 麻生れいみ
- 管理栄養士・低糖質(ローカーボ)料理研究家・機能性食品研究家・機能性料理研究家・高齢者栄養研究家。日本栄養・食糧学会、日本静脈経腸栄養学会、日本抗加齢医学会会員、食育栄養インストラクター、「食から健康に協会」代表。
- ・管理栄養士 麻生れいみオフィシャルブログ
- ・食から健康に協会
大手出版会社の編集・ライターを経て、服部栄養専門学校栄養士科卒業。企業の特定保健指導・栄養相談を務める傍ら、病院の臨床研究において栄養療法を監修。医療と予防医学、栄養学を深く結びつける役割を担うべく、料理研究を行う。ダイエット指導においては、自らもやせた経験を基に、これまで約6000人以上に指導。その他、飲食店メニュー開発、調理指導、フードコーディネート、講演等、活動は多岐にわたる。著書に『作りおきでやせぐせがつく糖質オフバイブル』(主婦の友社)、『20kgやせた!10分ごはん』(宝島社)、『麻生れいみ式ロカボダイエット』(ワニブックス)、『脂肪と疲労をためるジェットコースター血糖の恐怖』(講談社)、『免疫栄養ケトン食でがんに勝つレシピ』(光文社)など多数。
出版書籍のご紹介
【「ごはん」は最後に食べなさい】
- 「麻生式ロカボダイエット」で、テレビでも話題の管理栄養士・麻生れいみさんの最新刊
- 「デニッシュより、クロワッサン」「ショートケーキより、バニラアイス」など、血糖値をあげない食べ方を分かりやすい比較で紹介しています。
- ・単行本(ソフトカバー): 144ページ
- ・出版社: マガジンハウス (2018/11/22)
【ボケないレシピ】
- 「麻生式ロカボダイエット」で、テレビでも話題の管理栄養士・麻生れいみさんの最新刊
- 今日の食事が、明日の脳を作る!!食生活に気を付ければ、認知症は遠ざけられる!脳の血管を守り、修復するための栄養成分を多く含んだ食材&調理法を紹介。
- ・単行本(ソフトカバー): 128ページ
- ・出版社: 光文社 (2018/10/17)